正直なところ、私は 「レンタルサーバで済むなら、できるだけそうしたい」 と思っているタイプです。
理由は単純で、VPSなどのサーバ管理が増えるのが正直しんどい から。
ひとり情シスの現場だと、サーバだけを触っていられるわけではなく、PC、ネットワーク、複合機、スマホ、時にはIPカメラまで、何でも屋さん状態になります。
そんな中で、
「OSアップデートしなきゃ」
「ミドルウェアの脆弱性対応しなきゃ」
「ログ溜まりすぎてるな…」
みたいな管理項目が増えると、単純に精神的コストが重くなります。
なので、基本はレンタルサーバ優先。
これが私のスタンスです。
レンタルサーバを優先したい理由
レンタルサーバの一番のメリットは、ベースの管理をサービス側に任せられる ことだと思っています。
OSやWebサーバ、PHPなどのミドルウェアは、サービス側が定期的に更新してくれる。
少なくとも「何年も放置されている」みたいな状態にはなりにくい。
自分で管理するVPSだと、
「とりあえず動いてるから後回し」
が積み重なって、気づいたら数年アップデートしていない、なんてことも普通に起きます。
その点、レンタルサーバは 勝手に面倒を見てくれる安心感 がある。
「安定している(と思う)」
という、かなり感覚的な理由もありますが、実際トラブルに巻き込まれる頻度は少ない印象です。
VPSを使うのは「どうしても必要なとき」
一方で、VPSを使う場面も当然あります。
・Active Directoryを動かしたい
・独自の構成が必要
・特殊なミドルウェアを使いたい
・ネットワーク設計を自由に組みたい
こういうケースでは、VPS一択 になります。
私の場合、基幹系のサーバについては、
「止められない」「構成を自由に組みたい」
という理由から、VPSやクラウド環境を選ぶことが多いです。
さくらのVPSやさくらのクラウドを使って、異なるリージョンで冗長構成を組んだり、Active Directoryを動かしたり。
もう4年くらい運用していますが、大きなトラブルはほとんどありません。
最近は、Xserver VPS(ビジネスプラン) でも基幹系サーバを1年ほど運用していますが、
これが思った以上に速くて安定していて、正直かなり満足しています。
「VPS=不安定・重い」
という先入観が、だいぶ変わりました。
情報系は「止まってもいい」が前提
一方、情報系サーバについては考え方がかなり違います。
・社内ポータル
・簡易業務システム
・社内ツール
こういった用途は、多少止まっても業務が完全停止するわけではない ことが多い。
そのため、
コスパ重視 + 管理工数削減
この2点を優先して、レンタルサーバを選ぶことが多いです。
現在は、WebARENA Indigoを使っているケースもあります。
コスト面はかなり優秀で助かっているのですが、バックアップAPIが不安定で、そこだけは正直ちょっと不安。
最近は、Xserverのレンタルサーバ でも、
Nextcloud や Exment(Web-DBシステム)
といったツールが動かせるので、「これで解決できないかな」と、ちょくちょく試しています。
まだ本格導入には至っていませんが、
VPSを立てなくて済むなら、そっちのほうが楽
というのが本音です。
できるだけ「サーバ管理を増やさない」考え方
ひとり情シスをやっていると、
「できるかどうか」よりも
「管理できるかどうか」 のほうが重要だと感じます。
VPSで自由度の高い構成を作ると、確かに柔軟です。
でもその分、管理・監視・保守・バックアップ・障害対応、すべて自分に返ってきます。
一時的に構築できても、
3年、5年と安定運用できるか?
と考えると、話は別。
その点、レンタルサーバは
「仕組みはブラックボックスだけど、とりあえず動き続ける」
この安心感が大きい。
ひとり情シスには、この 割り切り がかなり大事だと思っています。
私なりの使い分け基準まとめ
かなり感覚的ですが、私の中ではこんな感じです。
レンタルサーバを選ぶ場合
- 情報系
- 止まっても業務が致命傷にならない
- 管理工数を極力減らしたい
- できるだけ楽したい
VPSを選ぶ場合
- 基幹系、情報系
- 止められない
- 構成を自由に組みたい
- 将来的な拡張を見据えている
技術的な正解というより、
「ひとりで回し続けられるか」 を基準にしています。
最近の結論:できるだけレンタル、必要ならVPS
いろいろ試してきて、最近はこの結論に落ち着いています。
「基本レンタル、どうしても必要ならVPS」
VPSを触るのは嫌いではないですが、
仕事として考えると、安定して楽に回る構成が一番。
これからも、新しいサービスや構成は試しつつ、
「サーバ管理を増やしすぎない」
このバランスを意識しながらやっていこうと思っています。


