kintone → Exment → プリザンター|ひとり情シスがWebDBを選び直した一連の判断まとめ

WebDBを探して、結局この構成に戻ってきた

最初に結論だけ書くと、
いろいろ試した結果「自由に触れる構成」に戻ってきました。

この記事では、実際に業務で使ったWebDBの選定過程をまとめています。

kintone → Exment → プリザンターと触ってきて、
なぜ最終的にこの構成に落ち着いたのか。

ツールの比較というより、
「実際にどこで詰まって、何を理由にやめたのか」
その判断の流れをまとめています。

それぞれの詳細は個別記事に分けているので、
気になるところから読んでもらえれば大丈夫です。


最初はkintoneだった

最初に触ったのはkintoneでした。

UIも分かりやすくて、
ある程度のものはすぐに作れる。

最初の立ち上がりとしては、かなり楽でした。

ただ、業務で使い始めると少しずつ違和感が出てきます。

・細かい制御がやりにくい
・思った通りの挙動に持っていきづらい
・「みんなで使う前提」が強い

このあたりが積み重なって、
「これをベースに運用し続けるのは少し違うかもしれない」と感じました。

→ なぜやめたのかは、こちらにまとめています

なぜKintoneをやめたのか|ひとり情シスが「みんなで使う」を諦めた話
「みんなで使うつもりだったのに、気づいたら自分しか触っていない」そんな状態になって、Kintone をやめました。Kintoneを見つけたときに考えていたこと数年前だったと思います。業務効率化の情報を探していたときに、Kintoneを見つけ...



次にExmentを試した

その流れで試したのがExmentです。

OSSで自由度もありそうだったので、
方向としてはかなり近いと思っていました。

実際、機能的には問題ないです。

ただ、ここで詰まったのはUIでした。

・操作が直感的じゃない
・画面の作り込みに時間がかかる
・使う側の負担が大きい

ひとり情シスとしては、
「自分が使える」だけでは足りなくて、
「他の人が触れるか」も重要になります。

この時点で、少し手が止まりました。

→ 実際に触って詰まったポイントは、こちらで書いています

Exmentを試したけど続かなかった理由|レンタルサーバで完結させたかったがUIで止まった話
前回、なぜKintoneをやめたのかという話 を書きました。あのあと、「じゃあ結局どうするのか」というところで、もう少し現実的な方向に寄せて考え始めました。結論から言うと、「自分でやる前提」に振り切ることにしました。みんなに触ってもらうのは...

一度整理して、VPSに戻る判断をした

ここで一度立ち止まりました。

クラウドも触ったし、OSSも試した。
でもどれも決め手に欠ける。

そのときに考えたのが

・自由に触れること
・挙動が読めること
・長く運用できること

この3つでした。

結果として、
「じゃあ自分で持つしかないか」という流れになり、
VPSに戻っています。

→ この判断に至った背景は、こちらで整理しています

結局VPSに戻った理由|WebDB運用で「自由度」を取りにいった判断ログ
WebDB選定、ずっと迷走していたWebDBまわり、ここ1年くらいずっと迷走してました。前回記事ではExmentを試したけど続かなかった理由 を書きました。実際、悪くはないです。むしろ「普通の会社」なら十分だと思います。ただ、自分の環境だと...

最終的にプリザンターに落ち着いた

その流れで選んだのがプリザンターです。

理由はシンプルで

・OSSでも実用レベル
・ローコードである程度作れる
・UIもそこまで悪くない

最初は少しクセがあると感じましたが、
使っていくうちに

・エディタ
・一覧
・ビュー
・スクリプト
・スタイル

このあたりを触れば形になると分かってきて、
だいぶ扱いやすくなりました。


VPS上で構築して、そのまま業務に乗せた

実際の構成はVPS上にそのまま乗せています。

自分の環境では、Xserver VPS上に構築していて、
検証と業務を同じ構成で回しています。

プリザンターの構築自体はそこまで難しくなくて、
一通りセットアップすれば普通に動きます。

→ 実際の構築手順は、こちらにまとめています

プリザンター構築ログ|VPS上で業務用WebDBを動かすまでの実務メモ
結局「自由に触れる環境」を自分で用意した前回、WebDB選定の流れで結局VPSに戻った話を書きました。結論から言うと、「UIで触れて、かつ裏側も自分でいじれる環境」が欲しくて、そのままプリザンターをVPS上に構築しています。今回はそのときの...

実際に使ってみて感じたこと

1年以上使っていますが、
今のところ大きな不満は出ていません。

レコード数も50万を超えていますが、
特に重さは感じていないです。

これはアプリ単体というより、
サーバースペックの影響も大きいと思っています。

逆に言うと、
「どこがボトルネックか分かる」状態なのは楽です。


今のスタンス

今はこの構成で落ち着いています。

クラウドの楽さも分かるし、
完全に否定するつもりはないですが、

・制限に引っかからない
・自分で調整できる
・長く使える

このあたりを優先すると、
今の形が一番しっくりきています。


まとめ

kintone → Exment → プリザンターと触ってきて、
最終的に残ったのは

「UIである程度作れて、かつ裏側も触れる構成」

でした。

このバランスがないと、WebDB運用はどこかで詰まると感じました。

結果的に遠回りしている感じはありますが、
一通り触ったからこそ納得できています。

UIで色々できて、かつ裏側も触れる──
このバランスがないと、結局どこかで詰まると感じました。

多分また遠回りすると思いますが、
今はこの構成が一番しっくりきています。