来週出張で「ポケットWiFi準備して」と言われたとき、情シスがとりあえず出す回線の話

情シスをやっていると、ネット回線の相談はわりと突然来ます。

ある日、こんな感じで言われました。

「来週出張なんだけど、外から会議入るからポケットWiFi準備できる?」

こういうの、わりとあります。
しかもだいたい 急ぎです。

社内SEの仕事って、サーバとかネットワークの管理だけじゃなくて、携帯回線も見ていることが多いと思います。例に漏れず、法人携帯は全部情シス管理です。

ただ、企業向けの携帯回線ってだいたい 相対契約で、プランも独自のものになっていることが多い。

例えば

  • 月10GB固定
  • テザリング制限あり
  • 契約変更は翌月

みたいな感じで、意外と融通がききません。

「じゃあ出張の人だけ回線増やそう」というのも、すぐにはできない。

こういうとき、情シスとして一番困るのは

今すぐ使える回線がないことです。


急な回線が必要になったときの現実解

こういうとき、自分はとりあえず
クラウドWiFiを出すことが多いです。

理由は単純で、

  • 工事不要
  • すぐ届く
  • 短期でも使える

この3つがそろっているからです。

実際、社内でも

「外で会議」
「出張先でネット必要」
「一時的な在宅勤務」

こういう用途で何度か使っています。

ちなみに自分が見ているのはこのサービスです。
クラウドWiFi


「クラウドWiFiは遅い」と言われるけど

クラウドWiFiって、SNSとか口コミを見ると

「遅い」
「使えない」

みたいな評価もよく見かけます。

ただ、社内SEとして回線を見てきた立場からすると、
少し期待値のズレがある気がします。

まず、在宅勤務や業務で最低限必要な通信ラインって、だいたいこのくらいです。

  • 下り:10〜20Mbps
  • 上り:5Mbps
  • Ping:50ms前後

これくらい出ていれば

  • Zoom / Teams
  • 社内システム
  • Slack
  • メール
  • 資料作成

このあたりは普通にできます。

逆に厳しくなるのはこのあたり。

  • 大容量ファイルを頻繁に送る
  • VPN常時接続
  • リモートデスクトップ多用
  • 複数人の高画質会議

ここまでやると、さすがにモバイル回線はつらいです。


「遅い」と言われる理由はだいたい3つ

実際に使ってみて感じるのは、このあたりです。

まず 時間帯の問題

クラウドWiFiはモバイル回線なので、夜(20〜23時)は利用者が増えます。
この時間帯はどうしても速度が落ちやすい。

もう一つは 場所の当たり外れ

  • 窓際 → 比較的安定
  • 鉄筋コンクリート奥 → 不安定

これはどのモバイル回線でも同じです。

そして一番多いのは、
光回線と同じ感覚で比較してしまうこと。

光回線は

  • 高速
  • 安定

クラウドWiFiは

  • 手軽
  • 持ち運び

そもそも設計思想が違います。


情シス的に「使える」と思うケース

個人的に「これはアリ」と思うのはこのあたりです。

  • 出張用の一時回線
  • 引越し直後のつなぎ
  • 数か月だけの在宅勤務
  • 固定回線トラブル時の予備回線

今回みたいな

「来週出張だから回線ほしい」

というケースは、むしろちょうどいい用途です。


逆におすすめしないケース

正直に言うと、こういう人にはあまり向きません。

  • 常時VPNで重い業務
  • 自宅の電波が弱い
  • 夜の時間帯がメイン稼働
  • 回線速度にかなりシビア

こういう場合は、最初から光回線の方がストレスが少ないと思います。


情シスとしての結論

クラウドWiFiは万能ではありません。

でも、

  • そこそこ安い
  • 工事不要
  • すぐ使える

このバランスはかなり便利です。

特に情シスの立場だと

「急に回線必要」

という状況は意外と多い。

そういうときに、

とりあえず出せる回線がある

というのは、かなり助かります。

固定回線の代わりではなく、

必要なときに出す補助回線

くらいの感覚で使うと、ちょうどいいです。

少なくとも、
「来週出張だから外で会議したい」

と言われたときに、
すぐ対応できる回線があるのは、情シスとしてかなり安心です。